1月27日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
今週は、週末に向かえば向かうほど興味深い。1月31日(日本時間2月1日)、金星が逆行を終了し、順行に戻る。金星が逆行を開始した13年12月21日前後数日の時間帯で反転したどの相場も、この順行前後10営業日未満でこの反転相場を終え、元来のトレンドに戻る傾向がある。兎にも角にも、あくまで理論上の話である。ただ、もしこの見立てが有効である場合。株式市場、国債市場、および貴金属市場に関係してくるかもしれない。これらの相場は全て、13年12月31日前後10営業日未満で長期トレンドを反転させ、その動きは順行前後5営業日のエリアに相当する1月24日まで続いているのだ。
また同日、(都合3回シリーズで形成される)木星・冥王星オポジション(180度)の2回目が起こる。株式市場が今週末までに下げ続けているようであれば、上記の時間帯にミニパニック発生の要素が加わるかもしれない。木星は誇張(exaggeration)を示す惑星だ。木星がポジティブに働けば、それは根拠なき熱狂(irrational exuberance)【註:グリーンスパン元FRB議長による当時の株価高騰を評した有名な言葉】となる。逆にネガティブに働けば、それはヒステリーと不安の誇張となる。