2月24日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
今週末、28日に水星は逆行を終える。しかしながら、このトリックスターの平常モード回帰を祝うパーティを予定するのは待った方がいい。その前に、翌日の火星逆行(3月1日〜5月20日)の開始を考慮するべきだ。そしてその翌日、今度は土星が逆行に転じる。だがちょっと待った! 3月6日には木星もまた、逆行運動を終えるのだ。ということは、4つの惑星が1週間の間に方向を反転させることになる。やれやれ…どっちを向いても方向転換だらけだ。そして私達は『上なる如く、下もまた然り』という法則を信じている。だから、人間活動の様々な面においても ― 例えば金融や政治面等においても ― 数多くの方向性の変化が見られるだろうと予測出来る。
今後2週間の間に重要な方向転換が起きそうな人間活動のリスト中に、金融市場を加えることも出来る。だがそこに変化が起きる理由としては、むしろ今週26日に形成される、木星・天王星のワクシングスクエアという重要アスペクトの方が深い関連性を持っているかもしれない。拙著でも長きにわたって論じたように、これは米国株市場のプライマリー・サイクル、またはより大きなサイクルとは12取引日のオーブ(許容範囲)をもって歴史的な相関関係を持つ、最強のジオコズミック・サインの一つだ。その相関性は70%になる。
さて皆さん、4つの惑星による滞留〜方向転換がこうも短期間に起きるという事実への懸念はもう十分だとお思いだろうか? まぁ、確かに十分かもしれない。ところが、まだまだあるのだ! 豊かさと過剰の神 ― 木星が、大空で大きく寝返りを打つかもしれない。つまり、この時期にはまさに「もっと!」、いや「もっともっと!」の精神が幅を利かす時であり、これは次の日曜2月23日に太陽が魚座の海王星とコンジャンクトすることに起因する。魚座は木星と海王星の両方が支配する星座宮なのだ。