3月3日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
先週の初め、金、銀、そして原油は強くなると見えた。しかし、木星・天王星スクエアが形成された26日、相場も変転し下落を指向する―金曜(28日)にユーロドルが対ドルで急反発したにもかかわらずだ。穀物市場は大いに活力を示した―つまりそれは天王星・冥王星スクエアの下で予測し得る類いの “活力” で、食糧としての発育または収穫に対する脅威を指す可能性がある。状況としては低インフレが報告されているにもかかわらず、食糧と金属は強さを見せている。これが物価指数に反映されるまでどのくらいかかるだろうか? おそらくは、FRBがフォート・ノックスの金塊貯蔵施設に実際に保有している金の量について説明する時が来るまでと同じ程度の時間だろう。これは金の保有量に関する5年レポートの発表が4月に迫っている中国を経由して明らかになるかもしれない、全くもってもうひとつ別の陰謀論だ。
5年前、中国は金の保有量を1,000トン強としており、米国は5,000トンをはるかに超えていた。この保有量が反転しているのではないかという憶測があり、今や中国が5000トン以上の金を持っているといわれる ―そしてもしそうであるなら…… FRBの然るべき人物が出てきて説明する必要があるだろう。何故なら、米国と中国の両方がそれぞれ5000トン以上保有出来るほどの金は世界に存在しないからだ。中国はいったい何処からそれだけの金を輸入したのか? これは4月のカーディナル・グランドクロスに付随した新事実として世界に衝撃を与えるかもしれない。