3月10日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
“アストロロジーの観点では、以下の事を念頭に置く必要がある。月は牡羊座(好戦的、積極的)に在泊し、火星は逆行(好戦的、攻撃的)に転じようとしている。今実際に見られるように、この場合貴金属が突然反騰するのは珍しい事ではない。だがこれらは今週も、いや水曜日を越えても続くだろうか? もし金がサイクル新高値(1346.90以上)をつけ、銀が新高値をとれなかったら(2212以上)、これは異市場間弱気ダイバージェンスの出現となる。その場合、両金属が共にサイクル内で新高値を更新するまでは、積極的な短期トレーダーはショートを狙っていくという手もある”。
“(米国)株式はその逆となる。相場は新PCの初期段階【詳しいサイクル位相に関してはMMAサイクルズレポートを参照の事】であることから、日柄的には弱気であるというよりはむしろより強気の可能性が高い。…恐らくウクライナに対するロシアの軍事的脅威を受けた株価急落場面は買いの好機と見る。(従って)全トレーダーには、ここでロングの機会を狙うようお薦めしたい”。
このアラートをWEB上にUPした翌月曜日、株式市場は寄りから急落し、金は4カ月ぶりの高値をつけた。そして火曜には反転した。これもまた、ファイナンシャル・アストロロジーが金融市場のトレーダーにとっていかに価値ある機能を果たすかについての新たな一例として記憶に留めて頂きたい。