2014.03.17

【おしらせ】
今週のコラムは、3月24~27日に開催するMMTA(MMAマーケットタイミングアカデミー)の準備のため、簡略版でお送りする。なお、来週のコラムもお休みとさせていただく。

3月17日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1

先週は世界の主要株式市場にとってポジティブなものではなかったといえる。その一方で金相場にとっては非常に好調な週であったといえよう。その理由は何故か? そう、火星と土星の逆行。この2惑星の逆行が起こった3月1~2日前後にこう着状態続くロシアとウクライナを取り巻く関係、そしてこの情勢にかかる諸外国の反応が起こっている。
世界の株式市場の反騰場面が3月7日もしくは10日で終っている点に注目すると面白い。それは3つの木星にかかわる天体位相(2月26日~3月6日)が終了した直後にあたる。木製が去った時、この価格上昇を支える上でこれ以上適したコスミックサポートは他に存在しなかった。株式にとっては風船の空気を失ったようなもの。現在多くの株式市場の罫線の線形にはそのダメージが見られる。とりわけそれは欧州圏に顕著。DAX(独)やAEX(蘭)は年初来安値を更新した。中国の株式市場やハンセン指数(香港)もハードな下げに見舞われた。ただこれは上記の理由と些か異なる。すなわち、これは中国経済が(市場の)想像以上に脆弱であるといことが報告された事による。株価の急落は日経平均や南米も同様。ただ米国ほどのものではなかった。