3月31日付 メリマンコラム 《短期および長期見通し》 その1
2週間前、次の通り述べた“何もかもが3月29日~4月25日の時間帯に向けてエスカレートしている。これは恐らく、今を生きる人々にとって経験しうる最も強烈な惑星パターンとなるかも知れない。無論、これは必ずしもこの期間中に何か特定のイベントが発生するという事を意味するものではないが、その可能性はある。またその可能性として、どこかの国の政府首脳もしくは中央銀行総裁のうちの一人によって、その結果はすぐには出てこないものの、非常に重要にして深遠な決断が下される可能性もある。前回、これほど強いエネルギーが発生したのは、2010年7~8月初めのことだった。当時、FRBは量的緩和(quantitative easing :QE)プログラム終了しないことを決断、QE2に発展させる事を決定した。この決断はその後の金融界全体を変えてしまった”。
2010年7~8月の最初のカーディナルクライマックス【註:元々過去のフォーキャストで提示されていた《カーディナルクライマックス》はこの時間帯にあたる。ここは土星・天王星・冥王星のT字スクエアが発生する時間帯にしてこのアスペクトの日柄的中心の時間帯にあたる】は私が示唆した以上の効力を発揮した。それは世界中の貯蓄者層に破滅をもたらし始めたのみならず、他の国々が米国中央銀行が辿った道に素早く追随するという流れを創出し、世界規模の“通貨戦争”が始まったのだ。4月11日〜13日(このビッグなジオコズミック・クラスターの中間地点)、G20において各国が集い他の諸事と共に通貨戦争について議論する時、この問題に関連した大きな決定が待ち受けている。何かどえらい事が決断されるかもしれず、そうなればこれが未来に向かって長期にわたる影響を与えるだろう。