2014.04.11

4月7日付 メリマンコラム  《長期見通し》 その2

宇宙的観点から言えば、これはシリアスな状況だ。重い。山羊座の冥王星が放射するエネルギーは強烈だ。そして危険でもある。何故なら、あまりにも多くの敵対する力が “変化” ― 革命にまで行き着くような “大変化” ―を望んでいるからだ。これは牡羊座の天王星が持つテーマ(「私は自分の自由が欲しのであって他者からの抑圧的な検閲など要らない!」と一致する。それは民衆に対する政府機関、大企業、保険業界、そして “潰すには大きすぎる” が、 “個人口座にかかる手数料と追加料金を継続的に値上げして一般市民に無力感と怒りを感じさせて良いほどの存在ではない”銀行とのぶつかり合いだ。

それでも、一人のマンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーとしては、この宇宙津波の下でこれまでのところ既存のシステムが完全に崩壊していないことに感銘を受けざるをえない。これは “民衆の力” に依るのか? それともやり過ぎることに対する “指導者達の怖れ” に依るのものなのか? ひょっとしたらこれは、天王星と冥王星がワクシングスクエアを形成しており、それは生みの苦しみ(死ではなく)の象徴―新しい社会的、経済的秩序の誕生を意味するからかもしれない。良いニュースはこの2008年に始まったカーディナル・クライマックスのピークが、数週間の内に減衰し始めることであり、そして、私達は依然としてここに在り、生きて立っていることだ。これまで以上の突発的暴力や狂気が不必要に多くの人々の生命を奪う局面は確かにあったものの、私達は爆発も崩壊もしなかった。

したがってある意味では、私達は過ぎ越してきた6年間を眺めながら、自分達が幾多の厳しい現実を耐えてきたという事実を慰めとすることが出来る。私達はこれまでになく、自分達の選択の自由と―そしてそれに対する危険な兆候― に気付いている。これもまた、牡羊座の天王星が持つ機能であり、集合的な精神を、自由と基本的人権の重要性に目覚めさせるものだ。この原動力から生まれる次のステップは、新しい工夫、創案、そして “独創的な” 新機軸の問題解決法となる。こうした物事が人類にとって自然に進化し発展していくためには、世界中の国家によって管理された抑圧的な機関の手に落ちることなく、インターネット上の自由が継続するよう要求していく必要があるだろう。