4月14日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1
ファイナンシャル・アストロロジャー達にとって、これは驚きでも何でもない。4月20~23日に火星・木星・天王星・冥王星の全てがカーディナル・サインの13度に打ち揃うこの強力なカーディナル・グランドスクエアの構造に、3月29~4月25日、太陽・水星・火星・木星・天王星そして冥王星の皆が入居を完了し、私達はほぼ間違いなく人生の内で最も強い影響力を持つジオコズミック・サインのただ中に在るのだ。そして5月中旬、ちょうど火星が逆行運動を終えて順行に転じるころ、金星がこの燃え上がりやすい惑星パターンに参入して来る。
この煮えたぎる大釜のようなエネルギーがその任務―あるいは定め―を完遂するまでに、あともう数週間ある。しかしながら、直近の惑星群の中間点はまさに今現在―4月11~12日だ。私がここで言わんとするのは、世界の政界、経済界、金融界そして金融市場の領域において、基本的なシフトが現在進行しているということだ。つまり、年始めに経済学者や投資企業がコンセンサスとして掲げていた、株式は今年8〜12%上昇し金利も上がるという確信に満ちた金融市場の見通しが、完全に反転することを指している。
天王星が冥王星とのスクエア形成の中間点にあり、それが事実上木星との強大なカーディナルT字スクエア(これに火星が加わって4月のグランドスクエアとなる)の中間部でもあった時、私達はこれについてコメントしている。何一つとして予測通りにはならず、市場アナリストの合意がどうあろうとそれを遙かに超えて、殆ど全ての市場トレンドが強力なリバーサルを起こすだろうと。去年(2013年)という年は、恒久的に騰がり続ける市場、健全な経済、そして “国民の生活が一番” と考える政府指導者という大衆の信仰をそのままに留めることに常々関心をもっている人々にとって、全てが上手く運んだ稀な年だった。2014年は全てが彼らの予測と反対方向に進むという稀な年となるだろう。この現象の全て(そしてこれまでのところどんぴしゃりの我々の予測)については、既刊の『フォーキャスト2014』を参照いただきたい。