4月21日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1
世界の殆どの株式指数が先週、前週に描いた急落の軌跡を突如ひるがえし上昇した。これは日経平均株価でさえも例外ではなかった。日経平均は4月11日に現行PC(プライマリー・サイクル)の起点を割り込み、明確な弱気シグナルを示していた。【詳細はMMA日経週報参照の事】しかし先週の相場は(チャートパターン的に)ダブルボトムと見なされてもおかしくない値位置でサポートされ、先週はすかさず反騰していった。が成立するあたりが支持線となり、見事に反騰した。金融市場が一方向にこれほど明確なシグナルを出しながらその後突然反転する時、それは何を意味するのだろう? 通常は以下の3つ、すなわち、水星、または火星の逆行、あるいは強力な天王星のシグナルが近くに存在、のうちのどれか(が関与しているという事)を意味する。火星は目下逆行中であり、いくつかの強力な天王星シグナルも発効中。これらは3月29日〜4月25日までの間その効力を発揮する。
NYダウを含めた世界の多くの株式市場は、重要変化日であった4月1~2日の前後2営業日の範疇でトップアウト。4月11日〜12日の重要変化日に向けて急落した【これらの重要変化日は各MMA週間レポートならびにMMAサイクルズレポートに記載】。そして現在、相場は上記の3月29日〜4月25日の中における、第3の重要変化日、即ち4月21日±3営業日に向けて強力な反騰を見せている。これほどの短期間に3つも重要変化日が登場するという事象は尋常ではない。だがこれまでのところ、そのどれもが非常に上手く機能しているといってよい。