4月14日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
15もの重要なジオコズミック・サインから成る、3月29日〜4月25日という時間帯は今週で終わる。その中間点は4月11~14日【註:以前は中間点を4月11~12としていたが、恐らく市場の影響力も加味して14日までとしたものと思われる】で、これはまさに株式、貴金属、国債、そしていくつかの穀物など多くの市場に起きた、急激な相場の反転と同期した。しかし色々な意味において、この惑星群集合の期間はまるで花火の祝祭のようだ。そしてその最も強烈な打ち上げが末尾を飾るかもしれない。この場合、時間帯の末尾とは4月20〜23日、数多くのジオコズミック・サインがひしめく中で形成される、強力なカーディナル・グランドクロスが起きる時を指す。これは単なるハードアスペクトではない。いくつかの非常に長い惑星サイクルを含んでいる。それは例えば木星・天王星スクエア、木星・冥王星オポジション、火星・天王星オポジション、そして火星から木星・冥王星両方へのスクエアであり、その大ボスが天王星・冥王星スクエアだ。今週、これらは寸分のオーブも無い正確なアスペクトを結んでいく。
以前にも述べたように、天王星・冥王星スクエアは、両惑星の逆行運動に起因して、2012年6月〜2015年3月に都合7回起きる。私達の人生において、これに匹敵するようなエネルギーは今もこれからも無いだろう。特に今回 ― 7回の内の5回目― は、最も重要な意味をもつかもしれない。何故ならオポジション(180度)というアスペクトにおいては、より遅い方の惑星が、集合体の心理において最も支配的な役割を果たすからだ(これは私自身が観測結果を基に最近開発したセオリーで、このコラムでも論じている)。
したがって現在、火星が天王星にオポジションとなることから、天王星が支配的なエネルギーを持つ。しかしながら、木星もまた冥王星に対してオポジションを形成し、冥王星に支配的な力を与えている。つまり、今現在そして今週、天王星と冥王星は共にその最も精力的な状態にあるということだ。これは必ずしも今週何かが起きるということではない(とはいえその可能性はあるかもしれない。地震、テロ行為、精神に障害を抱え銃器を携帯した者による暴発的な暴力行為などは皆、このアスペクトが象徴するものだ)。ただ基本的に、心理的プレッシャーが今週ピークを迎え、そしてその後徐々に減衰し始めるということだ。だが緊張がそれほど緩むことはないだろう。この後、5月中旬には、牡羊座に入った金星がこの同じジオコズミック・サインに参入し引火していくからだ。
市場に関して言えば、私達は火星、木星、そして天王星が皆含まれることに注目している。通常、このコンビネーションは多くの市場、特に原油において非常に急激な価格変動と反転の可能性を意味する。今週、それが示現するかどうか見てみよう。