4月14日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1
“前回 世界通貨の切り下げ競争が起きた時、それは第二次世界大戦へと行き着くべくして辿り着いた。”
ー ジルマ・ルセフ, ブラジル大統領
ウォールストリートジャーナル2010年秋の記事より(日付け不明)
あと1週間だ。
そうだ。1年かおそらく10年の内で、いやほぼ間違いなく全生涯を通じて最も強烈な4週間の時間帯が、あと1週間で終わる。それは逆行の火星、木星、天王星そして冥王星の全てがカーディナルサインの13度に在泊し、ウラジミール・プーチンの出生図の太陽と、米国建国図(1776年7月4日)の太陽・土星スクエアにコンジャンクトするカーディナル・グランドスクエアだ。
この稀な惑星配置と世界の出来事との間で最も顕著な一致がみられるのは、ロシアと米国間の緊張であり、それは… まぁおそらく、1960年代中盤に天王星・冥王星サイクルが始まって間もない時期である1968年以来の最高潮に達している。現在、私達はこのサイクルの最初の1/4局面に在るが、これはコンジャンクションの時期に持ち上がっていた物事が再び浮上し、サイクル開始時に解決されることの無かった問題の困難さを皆が認識する、典型的な局面だ。20世紀の冷戦は理論的には1988年〜89年に終わりを告げたかもしれないが、ソ連の崩壊や、あるいは米国の世界一の軍事大国化に抵抗した多くの人々にとって、感情的なしこりが解けることはなかった。こうした地位の変化が現在、困難な挑戦の対象となっており、それはこの33カ月間にわたる天王星・冥王星ワクシングスクエアの中間部で、なおかつ122年〜147年の天王星・冥王星サイクルの初回1/4局面と同時に起きている。