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4月28日付 メリマンコラム 《短期見通し》
先週のコラムでは次の通り述べた“天王星・冥王星スクエアは、両惑星の逆行運動に起因して、2012年6月〜2015年3月に都合7回起きる。私達の人生において、これに匹敵するようなエネルギーは今もこれからも無いだろう。特に今回 ― 7回の内の5回目― は、最も重要な意味をもつかもしれない。何故ならオポジション(180度)というアスペクトにおいては、より遅い方の惑星が、集合体の心理において最も支配的な役割を果たすからだ(これは私自身が観測結果を基に最近開発したセオリーで、このコラムでも論じている)。したがって現在、火星が天王星にオポジションとなることから、天王星が支配的なエネルギーを持つ。しかしながら、木星もまた冥王星に対してオポジションを形成し、冥王星に支配的な力を与えている。つまり、今現在そして今週、天王星と冥王星は共にその最も精力的な状態にあるということだ。これは必ずしも今週何かが起きるということではない(とはいえその可能性はあるかもしれない。地震、テロ行為、精神に障害を抱え銃器を携帯した者による暴発的な暴力行為などは皆、このアスペクトが象徴するものだ)。ただ基本的に、心理的プレッシャーが今週ピークを迎え、そしてその後徐々に減衰し始めるということだ。だが緊張がそれほど緩むことはないだろう。この後、5月中旬には、牡羊座に入った金星がこの同じジオコズミック・サインに参入し引火していくからだ”。
このため、過去2年にわたり、私はこの強力な惑星アスペクトの原動力を通じ、努めて読者を導こうとしてきた。そして現在、問題のアスペクトの渦中、即ちこの天体位相の最強地点のなかに我々はいる。これぞ天王星と冥王星がもたらす現実の世界といえよう。ここで人はどうかこれが“夢”であって欲しいと思うかも知れない。しかし御身が有利と察知するや否や、冥王星は情け容赦なく相手を殲滅し、交渉の余地を与えない。例えば、ウクライナの兵士が数週間前に言った言葉にこんなものがある“…平和が欲しければ戦うしかない”。これに対し、私はこう切り返すかもしれない「よそ様を蹂躙したくないのなら、時として自分自身の本領を発揮しない時があるのではないか」と。
強さ(Strength)は、冥王星を理解する上でのメッセージであり、火星と冥王星が行進中のとき、その強さのポジションと表出しているもの(を観察する事)からしか、その破壊力をとめられるものはない。ただ、ここから2週間強、その絶好の機会がやってこよう。何故なら現在(正確には日本時間20日13時少し前)、太陽は自己主張が強く攻撃的なサインである牡羊座を離れ、より合理的なサインである牡牛座に入るからだ。
5月10日(註:恐らくこれは金星・火星オポジションの事を指しているのかもしれない。そうであればこの位相は日本時間11日18時30ごろ)まで相場の反転と関連性がありそうな主要ジオコスミック・サインは出現しない。従って緊張の激化が今週から上記の時間帯に向けて加速していくか、それとも一時的に収まるかどちらかになると思う。そして何も進展がなかった場合、上記の時間帯から再び緊張が再開するのではないかと見ている。