2014.07.22

*今週は先に《短期見通し》から訳して行きます。

7月21日付 メリマンコラム ≪ 短期見通し≫ その1
今週、宇宙における一大イベント… といっても、沢山の一大イベントが控えているのだが。まず7月19日、太陽が火星とスクエア(90度)を形成。火星と太陽は共に火の要素(エレメント)に属し、火星自体もまた闘争性を持つことから、先週終盤に起きたロシア―ウクライナそしてイスラエル―パレスチナ間の軍事行動の中にまたもう一つのジオコスミック要因を見ることが出来る。こうした闘争的テーマは、火星と土星が蠍座でコンジャンクション(0度)となる8月終盤に向かってエスカレートしそうだ。

誰もが自分の意見に固執し、誰も責任を引き受けようとはしない一方で、皆がそれぞれに歯ぎしりするほどの怒りを抱えながら小声で相手を罵るか―または何らかの形でメディアにリークする。これは非難と報復の連鎖と言っていい宇宙的緊張であり、そのプレッシャーは特に心理面、経済面において大変な痛みを伴って立ち現れる。またそれが軍事面にも及ぶ可能性をも持っている。さらなる経済制裁と報復の脅威が予期される。現在は必要とされるウィン・ウィンに通じる歩み寄りからは程遠い状況だ。おそらくどちらかが…あるいは両方が、敗北を喫することになるだろう。
翌20日、土星が逆行運動を終えて順行に転じる(日本時間では21日)。誰もが陰気で重々しい気分だ。どんな物事でもやりおおせる事は容易ではない。だが、誰もが怒りを抱えていることから、抵抗とさらなる非難が湧き起こるだろう。
更に翌 21日、天王星が方向を変え、順行から逆行に転じる(日本時間22日)。どうあろうと、今や困難は人の意志ではなくそれを超えた力によって起きてくる。突然で予期せぬ動きが待ち受けている。金融市場においては、この全期間(7月20日〜21日±1週間)に急激な価格の反転が予測され、それは一度では済まないかもしれない。これは売ればすぐに騰がり買えばすぐに下がる、いわゆる “のこぎり歯” 相場(whipsaw)を示すシグナルだ。