2014.07.26

7月21日付 メリマンコラム  《回顧と展望》 その3

…ん?ちょっと待った! そろそろ金融マーケットタイミングの話に戻ろう。結局のところ、この7月はジオコスミック上、今年最も重要な時期の一つなのだ。木星は先週その1年にわたる獅子座の旅を開始したし、金星と水星は両方共双子座を離れて蟹座入りした。そして来週は土星と天王星が方向転換し、太陽も獅子座入りし、火星は蠍座に入居する。だがこれらは星座宮移行と方向転換という、展開中の惑星ドラマの単なる一部でしかない。

そういえば… 火星が現在天秤座の27°に近付きつつあることに皆さんは気付いたろうか? これは3月1日、火星が逆行運動を開始した度数だ。ロシアが大胆にもクリミアを併合したその時だ。誰であれ攻撃を仕掛ける者は最後に負けることになると私が述べた時だ。そのテーマは7月17日に地対空ミサイルによって295人の乗員を乗せた旅客機(マレーシア航空)が撃ち落とされると共に再び戻ってきた。ミサイルは何処から飛んできたのか? 私にはわからないが、現在ロシアの関与が指摘されている。もしこれが真実なら、ウラジミール・プーチンの出生図における太陽上で4月20日〜25日に起きたカーディナル・グランドクロスの悪影響が顕れ始めていることになる。7月17日付けのブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の記事を読むかぎり、それはロシアとプーチンの両方にとって、少なくとも経済面では災厄となるかもしれない。

しかしながら、ロシアの報道はウクライナ軍がMH17便を撃ち落としたとしている。いずれにしてもこれは大惨事であり、現在強調されている土星・天王星のコンビネーションと関連付けられる事象だ。

先週のコラムで述べたように、“こうした心理的変化に沿って、特に土星と天王星が共に滞留から方向を転じる7月20日~22日とその前後1~2週間は、多くの金融市場のトレンドに転換が起きそうだ。この時土星は逆行を終えて順行に転じ、一方の天王星は順行を終えて逆行を開始する。これはこの2惑星が持つ原理を、多分ドラマチックに強調するだろう。土星は支持帯や抵抗帯のような、“限界” を象徴する。 天王星は “突破” を象徴する。天王星はどんな限界も尊重したりはしない。ワイルドで、急進的で、独自性を持ち、多くの場合、集合体の心理にショックやパニックを引き起こし、そして(または)世界が立ち向かうべき新たな状況の爆発的展開と同期する。天王星・冥王星スクエアの3年間にわたるトランシットが現在進行中であることを考慮すれば、まるで世界がすでに立ち向かっている問題などまだまだ足りないとでもいうようだ。さぁ、またもう一つの宇宙嵐がやって来る。” 

土星・天王星の象意は集合心理がショックを受ける事象、そして宇宙的な嵐だ。