9月15日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
このコラムの焦点はその殆どを金融市場に当てているが、マンデーン的には、例えばISISに対する米国とその同盟国の厳格な措置のように、軍事力行使に伴う “衝撃と畏怖”(shock and awe) に同期する可能性もある(註:2003年のイラク戦争において米国がとった軍事戦略の呼称が“shock and awe”である)。あるいはもしかすると、それはウクライナに厳しく当たるロシアを指すのかもしれない。または、誰かが他の人に向かって激烈な花火を打ち上げたり火器を振り回したりするような強硬なふるまいに及ぶのかもしれない。
それが何であるにせよ、行動したいという欲求は度を超す可能性がある。そして市場の反応をあまりポジティブとは言えない可能性へと導く。崩壊または爆発も無いまま、このジオコスミックのコンビネーションそれ自体の作用によって市場の強気が続く限り、崩壊/爆発は真に可能性を持つものとして言明しておかねばならない。
もし市場が下落し始めれば、この同じ原理がたちまちにして自信過剰と虚勢からヒステリーとパニックへと逆転する可能性があるのだ。市場が上昇するとしたら、めざましいものになるかもしれない。もし下落するなら、同じくらい目を見張らせるものとなるだろう。そして、もし出足から急騰するとすれば、その後反転して同じ勢いで急落する可能性もある。その場合はおそらく、次回10月8日(月食)と10月23日(日食)に起きる、一組の食の期間中かその後になるだろう。10月8日の月食は強力だ。何故ならこれは天王星・冥王星ワクシングスクエアを目覚めさせ、より力強いカーディナル・T字スクエアを形成するからだ。
これからの数週間、金融市場でのトレードには大金を儲けるチャンスが待っている。もちろん、それは損失の大きなリスクをも意味している。ファイナンシャル・アストロロジーの原理はまたマンデーンや社会的な事象にも同様に関わっていることを頭に入れておこう。仕事の環境や個人的な人間関係においても、同じような機会とリスクが存在するのだ。