2014.09.18

9月15日付 メリマンコラム  《短期見通し》 その1

今週、宇宙で起こる主要展開として挙げられるのは火星の射手座入居である(9月14日~10月26日)。その後火星の運行は射手座から山羊座に移る(10月26日〜12月4日)。今回この両方について言及するが、その理由は、数年前に行った(そしてマウンテン・アストロロジャー誌上に発表した)原油に関する研究によれば、射手座〜山羊座の火星は価格の上下動に最強の相関性を持っているからだ。また、これが中東における軍事的緊張および近隣諸国によるイスラエルへの脅威とも高い相関性を持つことがわかっている。山羊座の冥王星と火星がコンジャンクション(0度)を形成、なおかつ天王星にスクエアとなる11月11日付近(註:火星・天王星スクエアは日本時間13日に形成し、13日には土星・金星コンジャンクションも発生する)は、この射手座~山羊座の火星がこれらの地域にとってとりわけ危険な存在となるかもしれない。

質的に見るなら、射手座の火星は二つの火の原動力が持つ原理を結びつける(註:射手座は4要素のなかの“火”に属する)。この時期は全体に非常に活性化し、多くの重要な出来事または大きな危機や事件の徴候が見られる筈だ。ポジティブな面を見るなら、株式にとっては非常に投機的で強気となる。火星が火のサインにあることから市場の売買高は膨らみ、射手座の影響で値動きも大きくなる。天王星も同じ火性(牡羊座)を帯びていることからすれば、金融市場とスポーツの分野では何らかの記録更新が見られるかもしれない。

実際、9月25日(日本時間26日)には木星(火のサインである獅子座)と天王星(これも火のサインである牡羊座)による重要な火性トラインが起こり、そしてこれに火星が加わってグランドトラインを形成する形になり、10月最初の10日間に突入する。もしも世界が崩壊や爆発を避けられるとすれば、この期間は世界の株式市場にとってダイナミックな上昇期となるだろう。これら火性のエネルギーと、そこに加わるマッチョな惑星達の全てが、結果として何か並外れて注目に値する事象をもたらす可能性があるのだ。