2014.11.04

11月03日付 メリマンコラム  《回顧と展望》
山の頂き(Peaks)と谷(valleys)。そして「山高ければ谷深し」ともいう。そして天王星・冥王星のワクシングスクエア(90度)が残り33ヵ月を切った事に備えるように世界の株価指数の最近のパターンに表れてきているようにも見える。この天体位相は今この世に生を受けている人々たち全てにとって、最長にして最強の“ハードアスペクト”と言っても過言ではない。この社会学、政治学、そして政治学における歴史的な実験と転換のサインが終わる(正確な90度を形成するまで)残り5ヵ月を切った。2012年から都合7回正確な90度が形成されるこの天体位相も、あと11月から来年3月までとなり、この間正確な90度はあと2回発生する。その間、運行中の火星は山羊座(冥王星が入居中)、水瓶座、魚座、牡羊座(天王星が入居中)と進み、2回火星トランスレーションが発生する。あたかもそれは鮮やかな花火大会の終幕に向けてのクレッシェンドのようなものによく似ているかも知れない。この場面は最後の“凄っげぇ!”というリアクションを作り出すため、全力を振り絞っている状況と言っても過言ではない。

今回の場合、少しばかり早めに始まったとも言える。11月を待たずして、世界の株価指数は世界の中央銀行の後押しもあって、先般の水星逆行中間点であった10月中旬からの最後のクレッシェンドに乗って行進が始まった。さてここでは、直近の株式市場で行われた電流花火大会の模様を簡潔にまとめてみよう。

7月中盤(7月17~24日)、米国及びその他の世界の株式市場の多くで数年来の高値、ないし史上最高値が示現した。例えばNYダウは17,151でトップアウト。ここが最初のピークであった。

その後相場は8月7~8日に向けて大きく下げる。ダウは8月7日に16,333まで下落した。ここが最初の谷となる。そしてそこから反発した大半の株価指数は、木星・天王星トライン(120度:9月25日)に日柄的に近しい9月19~25日に新高値を更新。ここが第2のピークとなる。

そこから急落した相場は10月15~17日まで下落、この時つけた安値は8月安値を割り込んで下値を切り下げた。つまりここが第2の谷となったという事になる。

そしてこの花火大会は終焉にむけていよいよ華やぐ。とりわけ、先週(10月26日)は火星が山羊座にサインチェンジしている。

現在、相場は第3のピークを迎えつつある。(天王星・冥王星スクエアの最終回がある)3月までの今後5カ月で、我々はどれ位の新たなピークと谷に出くわす事になるのだろう。

どうやら、あと幾つか見る事になりそうだ。