11月10日付 メリマンコラム 《短期および長期見通し》 その2
しかしながら、地のサインは実務的かつ現実的であり、風のサインと結び付いた時、昨今の問題への対処法に、新しい卓越したアイデアと成熟した実際的な運用というコンビネーションをもたらす。ウォールストリートジャーナルによれば、今回選挙に勝ったのは “現実主義” だ。さて、もし2政党が歩み寄って、「懸案となっている物事をとにかく前進させる」という米国有権者の意志を叶えることが出来るなら、これは新しい時代 ー より敵対的ではない、協働の時代のスタートとなる可能性を秘めている。
一方、もし移民政策が今後2年間の重要な議題になるなら、抗争 ー 敵対的闘争の時代になるだろう。まず始めに、殆どの世論調査によれば、この選挙の争点は雇用と行政機関の行き過ぎた関与の問題だった。殆ど70%の投票者が、現在米国が進もうとしている方向性を認めておらず、またその方向性は殆どこれら二つの問題と関わっている。当然移民制度も問題だが、経済と行政機関の行き過ぎほどには争点にならなかった。移民改革法案の策定プロセスが今や行政側の一方的な措置として見なされる怖れがあり、多くの人々がこれも行政機関の行き過ぎと見るだろうことを除いては。
もし移民制度が主要な論議になっていくとして、それが何故厄介な問題になるかについては、今現在もう一つ理由がある。マンデーン・アストロロジーの研究において、海外や移民に関連する物事は木星と射手座の領域だ。土星は障害、遅滞、フラストレーションに関連する。土星が活発な時に慌てて無理に事を進めようとしても、大きな抵抗に遭うか、終いには失敗に終わるリスクを負う。もし忍耐強く熟考を重ね、政策を注意深く検討し尽くせば、土星はその努力に応じて報酬を与える。確実で実行可能な結果を得て、その業績は長い時の試練を持ちこたえるだろう。