*このコラムは現地時間1月16日(金曜日)の早く、週末の市場が引ける前に書いたものです。
*今回のコラムは「回顧と展望」のみの記述となります。
1月19日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その3
前回これが起きたのは2008年で、金融危機が進行するさなかだった。当時は水瓶座、双子座、天秤座でこれが各1回ずつ、3回起きている。2008年1月末の1回目は、FRBによる一度の引き下げ幅としては24年ぶりとなった0.75ポイントもの主要金利引き下げと同期した。それは必要な処置だった。何故なら、ヨーロッパにおいて危機が拡がりつつあり、それは元をただせば “サブプライム住宅市場危機” として知られる、米国生まれの怪しげな金融取引業務に端を発するものだったからだ。
当時一般に知られていた以上に、ヨーロッパはこの米国製のいわば混成種である金融派生商品の浸透に曝されていた。世界は壊れ始めようとしていた。それを受けてFRBは、一連の大幅な金利引き下げを開始したが、これはその後4カ月にわたって切り下げの一途を辿り ー 2008年5月〜6月に起きた、次の風性星座宮における太陽と水星逆行の組み合わせ、すなわち4つ巴の風の特質が世の中を席巻する時期まで続いた。また3回目にして最後の風性四つ巴現象 ー 風のコラージュは、2008年9月末〜10月に起きた。経済崩壊はなおも進行し、アナリストや評論家達はその見通しの中で、資本主義、民主主義、安全な公社債投信、そして…通貨そのものの終焉さえも予測したのだった。
それは恐怖の時だった。それはまた、7年にわたるカーディナル・クライマックスの始まりでもあった。そして今、カーディナル・クライマックスの終焉を迎えるにあたり、ちょうど始まった時のように現象化しつつある。すなわち、土星、天王星、冥王星間のハードアスペクト然り、そして風性の星座宮における太陽ー水星の4つ巴強調現象のパターン然りだ。