*来週のコラムはメリマン氏がセミナーを開催するとの事でお休みになります。
2月16日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
極東及び環太平洋地域では、ASX(豪)が13日に5850まで舞い上がった。これは2008年5月以来の最高値水準だ。日経平均株価は2月12日に瞬間18,000円の大台を越え、2014年12月に記録した7年ぶりの高値18,030を試した。中国、香港、そしてインドの株式指数は先週後半の4日間反騰し続けたが、どれも史上最高値には未だに遠い。特に香港(ハンセン指数)が一番弱かった。
南米では、ボベスパ(ブラジル)とメルバル(アルゼンチン)の両指数が共に騰がったが、年初来高値にはほど遠い。米国ではナスダック総合が2000年3月につけた史上最高値以来初の最高値水準まで舞い昇った。S&P500は史上新高値を記録したが、ダウ工業平均はわずかに足らず、異市場間弱気ダイバージェンスの可能性を示した。
先週の金と銀は、金が2月11日に1216.50(4月限)まで下落したものの、銀は前週6日の安値1654(3月限)を割る事なく推移し、異市場間強気ダイバージェンスを示唆した。13日の金曜には、銀が1743まで騰がり、金は1235を試したが、結局1230を割り込んで週の引け値は1227.10となった。原油は2週間前の1月29日に記録した安値43.58(3月限)から20%近く騰がった所に控える53~55の抵抗帯を前に、50付近での往来相場に帰結していた。
押しなべて、今年初の風のサイン内で起きた水星逆行の終わりを見た週としては悪くなかった。こうして我々は、2月22日〜3月16日に起きる今年最大の注目すべきジオコスミック・サインの集合に備えることが出来る。また3月16日(日本時間17日)は、2012年6月24日から始まった厳粛な天王星・冥王星ワクシングスクエアの終焉でもある。翻ってこれはまた、2007年1月から始まったカーディナル・クライマックスの基幹部の終わりをも意味するのだ。我々はこの事に “ハレルヤ!” と言おう。