2015.03.11

3月9日付 メリマンコラム  《回顧と展望》 その2

過去数日をふり返ってみると、3月2日(月曜)にダウ平均は18,288の史上最高値をつけている。同日、ナスダック総合は2000年以来初めて5000以上で引けた。だがそれは続くようなものではなかった。3月2日は木星が天王星に対して2度目のトラインを形成する前日だった(天王星はテクノロジーを、木星は楽天的見通しを支配し、トラインは調和的なエネルギーを意味する)。これは2惑星の最初のトライン形成時(2014年9月25日)の様相に似ている。その日から3取引日前、ダウ平均はやはり史上新高値をつけたが、その後1カ月にわたる厳しい下落が始まり、10月中旬まで続いた。現在のケースを見ると、先週のS&Pは新高値をつけていない。新高値をつけたのは1週間前の2月25日だ。これによって、まさに私達が起きると予期していた設定、ジオコズミックな重要変化ゾーンにおける異市場間弱気ダイバージェンスが成立したことになる。

通貨市場と貴金属市場では、雇用統計後の修羅場はもっと凄まじかった。金4月限は1160近辺に向かって急落し、銀は15.75に下落、そしてユーロ通貨は数年ぶりの新安値である1.0840をつけた。急成長する雇用状況は、2月21日に開催したウェビナーでこの時期(そして今後)の流れとして予測した通りに米ドルを再び王座に返り咲かせた。

これらは皆、天王星・冥王星スクエアの最後の形成と、それに伴う金星と火星による天王星とのコンジャンクション、及び木星へのトライン形成に合致する事象だ。火星、木星、天王星の全てが時を同じくして互いにアスペクトを形成する時、金融市場がこのように大きく動く確率は90%はあるように見える。この組み合わせはそれほど爆発的な力を持っている。

このエネルギーはまだ過ぎ去っていない。終わるまでにもうあと1週間を残している。そしてその後徐々に、私達は “ニューノーマル” に合わせて心身を調整していく。とはいえ、それに慣れるまでにはもう後5年はかかるかもしれない。