2015.03.13

3月9日付 メリマンコラム  《短期及び長期見通し》 その2

3月10日(火曜日)、火星(好戦的、攻撃的、リーダーシップ)が木星に調和的な火のトライン(120度)を形成する。つまり両方共に火のサイン(これもまた攻撃的でリーダー気質を持つ)に在泊しているということだ。水曜には火星が天王星にコンジャンクトし、同時に冥王星にスクエアを形成する。これは先週チリで見られたような、火山噴火を象徴するアスペクトだ。だが、今週はまた別の噴火と同期するかもしれない。これは特に米国とロシアの両方を巻き込む可能性がある。何故なら、この潜在的爆発力のある組み合わせは米国始原図の太陽・土星スクエア、そしてウラジミール・プーチンの出生図の太陽・天王星スクエアを刺激し活発化させるからだ。

またこれは陰惨な出来事、例えば人々を斬首したり、火あぶりにするといった、今や中東とアフリカにおけるテロリストのトレードマークと化したような行為をも象徴するアスペクトだ。こうした行為は2014年11月以来、最後の2回となる天王星・冥王星スクエアの下でエスカレートしているように見える。そしてこの天王星・冥王星スクエアの最終形成は、オバマとハメネイによる いわゆる “イラン核合意” のデッドラインに向かい、着々と積み上げられるエネルギーの一部となっている。

この週末には、土星が逆行に転じる。この宇宙イベントの近辺でも、しばしば金融市場の反転が起きることがある。何故ならこれは、拙著 “The Ultimnate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles” で述べた私達の研究に基づく、レベル1のジオコスミック・サインだからだ。しかしながら、土星の逆行はオバマ大統領に関する懸念に同期する可能性もある。土星は彼の出生図の月とはオポジションになり(人気に繋がることはめったに無いアスペクトだ)、冥王星とはスクエアになるのだ(力対力による試練)。