アストロロジーの基本
世の中全てが周期で動いています。相場も同様、周期、即ち、サイクルで動いています。 その基本を知ることで、相場の大きな流れから、目先の動きまでを掴むことができます。 ここでは相場サイクルの基本的な理論とパターンを判りやすく解説しています。 (「フォーキャストブック」より引用)
天体間アスペクトの考え方
天体位相におけるアスペクト(角度)の考え方を絵で示すと下図のようになります(スペースの都合上5惑星のみ)。太陽を周回軌道している惑星群を地球から見ると、下図では水星と金星は重なっているように見えます。この場合、2つの惑星の角度は0度であり、占星学用語ではコンジャンクションと呼ばれます。同じく地球から見て火星と木星は正反対(オポジションという)に位置しており、この時の両惑星の角度は180度になります。また、火星及び木星は水星、金星に対して90度。あくまで地球を中心に2天体以上のアスペクトを求めるわけです。
図2は分かりやすく説明するために書いたものですが、占星学では実際この図を簡略化してホロスコープで示されています。
円の中心は常に地球で、その周囲を12等分して星座が配置されています。従って、一星座は30度区切りになっています。星座はいってみれば時計の文字盤みたいなものです。例えば、木星はてんびんの何度に位置しているといったように。
星座占いであなたは何座生まれという場合、生れた時の太陽の位置する星座です。これら惑星が時計と逆回りに移動していき、遠い惑星ほど速度は遅くなります。
アスペクトといっても円の角度は360度あるわけですが、どの角度が大事かを知る必要があります。
相場で主に重要とされているのは以下の通り。
その他、30度、45度、135度、150度など占星術では様々な重要な角度が存在しますが、経験的に上記の角度が相場変動に関して影響力があります。その他の角度を取り入れると、天文学上、毎日、惑星同士で何らかのアスペクトが生じていますので、相場予測には適しません。
天体間のメジャーアスペクト
(1)コンジャンクション(会合)
複数の天体が同じ星座の同じ度数に一直線に並ぶ。
ダウトフルアスペクトといい、最も強力な影響を与えるが、良い影響か悪い影響かは天体同士の組み合わせによる。
(2)スクエア(90度)
複数の天体間の角度が90度を形成する。
ハードアスペクトといい、天体同士が困難な状態を表す。
(3)トライン(120度)
複数の天体間の角度が120度を形成する。
ソフトアスペクトといい、天体同士の関係は安定し、良好な状態を表す。
(4)オポジション(180度)
複数の天体が反対の星座で一直線に並ぶ。
ハードアスペクトといい、天体同士が困難な状態を表す。
星座と惑星のシンボル
惑星が相場に及ぼす影響と星座における力の発揮度合い
※12の星座にはそれぞれ支配星があり、各惑星は自分が支配している星座(本宅)に入居しているときには本領を発揮するが、正反対の星座にいるときは力が損傷を受けたり減退されたりする。最も有利にパワーが発揮されるのが本宅、次にレベルダウンするが高尚。その反対が損傷と減退に分けられる。
三要素の分類
「陰・陽」「能動・受動」や「奇数・偶数」というような2つの区分で割り切れない複雑性を以下の3つの要素に区分した考え方。※我々が春分、夏至、秋分、冬至という季節を表すのは太陽が各活動宮に入る瞬間であり、そこからカーディナルサインの重要性は理解できる。
12星座の四素子の分類
12星座は次の4種類に分類されます。それをサインの四素子(エレメント)といい、それぞれ隣り合う星座は120度のトラインになり、相性が良いとも言われています。
火のサイン 牡羊、獅子、射手
地のサイン 牡牛、乙女、山羊 風のサイン 双子、天秤、水瓶
水のサイン 蟹、蠍、魚
惑星の周期(自転周期は参考まで)黄道12宮を1周する時間
政治、経済、相場に関わるハウスの意味
※ハウスの意味の度合いは、惑星の集中によってより高まるハウスが支配している星座、及びアスペクトと位置も重要である。
ノースノードサイクル
(ノースノード サウスノード)
は実在する天体はないが、現世と四次元(前世)との出入口ではないかといわれている。これには確証はないが、では食が起こり、その時は地上での出来事も重要なことが起っている。例えば、冬至の直後91年1月16日の日食の直後には湾岸戦争が勃発した。また、食が自然災害や要人暗殺を起こすこともあり、の意味は奥が深い。は前世での善行、は悪行の結果、現世で受ける因縁であるともいわれている。
サイクル的には1星座を運行するのが平均して約1年半~2年、12宮を1週するのが19年前後である。
(月のノースノードが星座を変えた月)