冒頭で述べたように、我々は1月25日(日本時間26日)の太陽・木星トライン、1月30日の木星順行という2つの重要な木星の運行の真っ只に現在ある。
木星の本質は、その影響力の期間に起こっているものは何でも拡大することである。
相場が強気の場合、値位置はさらに上を目指し、弱気の場合、思惑以上に大きく下げる。今の多くの株式市場は、ほとんどの予想を上回る上昇を見せており、貴金属は、大方の予想より難しく下落している。
米国の政治及び政治指導者たちも当初の予想よりも良好な関係。たとえば、共和党と民主党は、滞りなく5月中旬までの連邦債務上限引き上げの延長に合意した。これは大半の米国民にとって納得の選択であったと思われる。
これで問題が解決したわけではない―単なる問題の先送りに過ぎない―。しかし、少なくとも彼らは以下の事には合意している。すなわち、今まさに始まったばかりの債務危機解決に向けて真剣な交渉を進めていくという信念をお互いもっていくという事に。
そこには21世紀が始まって以降見失われがちな希望と協力していく空気に関する希望感がある。またこれはあまりにも木星の原動力との関連性が強い。それは夏まで続くかもしれない。それは米国にとって健全な財政の未来をもたらすかもしれない新たな合意がなされる良い機会になるという事を意味する。
あるいは、2月はじめ木星がその影響力のオーブ(許容範囲)を外れると早ければ来週にも党派の間での論戦にまた逆戻りになるかもしれない。
皆さんはご記憶であろうか数週間前の当欄を。私は言及した。オバマ大統領のアストロロジー上での最良部分は1月を過ぎると終わってしまうと。