いろいろと難しい(日刊版05月16日付)

この円安相場衰え知らず。月棒八カ月連続陽線。この相場、玄人ほど負けている気がする。

丁寧が仇となりたる薄暑かな  研三。

人間、わがままなものである。

ついこの前まで、寒い寒い、と嘆いたかと思えば、急に暑くなると、暑い暑いとまた騒ぎ出す。

そのくせ、早朝は意外に寒い。この時期、着ていくものの選択が、非常に難しい

さて、相場のほうも、あれやこれやと難しい季節に入ったようだ。

ドル円相場、さても衰え知らぬ円安相場かな。月棒八ヶ月連続陽線。

相場の経験者は、ついていけない。

素人は、マスコミでやれ100円だ、次は110円だと報じられれば、素直にドルを買う。

じっとしているだけで儲かる。これが怖い。

儲かったら、また大きく買う。その内に急落して、全てをなくす。

相場を知っている経験者は、怖くて、途中で降りてしまう。

円安を行き過ぎとみて売ろうものなら、すぐにストップロスで踏みあがる。

頭と尻尾はくれてやれと、利食いして、腹六部で満足と自分に言い聞かせる。

しかし、後から見ると、実は腹三分に過ぎなかった、などということはよくある。

このドル円相場は月足で陰線を入れるまでは、この円安についていくことは控える。

さて、国内商品、ゴム300円、プラチナ5000円を見た後の調整局面。三~五日押しを入れての反撃が始まろうか。ひきつけて買い。

金は1300ドル台があれば、そこから買い場探し。