体は弱るばかり

もう、そんな元気はないですね。会社を休んでしまった。電気毛布で眠っているばかり。

枯野行き橋わたりまた枯野行く 風生。

若い時なら、少々熱があっても「なあに、こんなことぐらい」と家を飛び出しますが、年とともに我が身を大事にします。

会社の冷蔵庫に残る「スーパータフマン」を飲んで、電気毛布にくるまって土曜日・日曜日と休んでおれば何とかなる、なるだろうと思っています。

ヘルパーさんが心配してくれて、なにか食べるものをとスイートポテトを買ってきてくれた。

熱のある時は、きつねうどんのほうがよい。

きのうの「おでん」も箸をつけていない。おでんは牛蒡天にゆで卵、竹輪に半片、厚揚げ。

食欲がない。薬局で売っている風邪薬を飲んでいるので、胃も弱っている。

宇都宮の清水院長先生からは『暖かくして寝ること。温かく消化のよい食べ物をとること』と言われた。

湯豆腐でも作ってみよう。

熱があって、早く帰っても「お燗つけよか、床敷きましょか」と言ってくれる人はいない。床は

万年床である。お膳の上は、朝のまま。

お昼は近くの百貨店で弁当。

山頭火なら「それでも生きている」。

山あれば山を観る。雨の日は雨を聴く。

壁に貼ってある金髪全裸の美女が、お膳の上の後片付けをしてくれていたら、お礼を言おう。

『それは無理ですよ』。あちらに行こうと、すぐ万年床に誘うでしょう。もうそんな元気はないです。テレビもつけないのですから。