動かざること山の如し(日刊版3月15日付)

NY金相場の罫線は、団子状態になりつつある。こうなると、動くまでじっとしている他ない。

三月の風が水搏つ木場筏   銑太郎。

さて、NY金。当方は、1500㌦を割れる事はないと見ている。

今は金より白金の方が早いかもしれない。 NYダウが高値を更新中で、アメリカの景気もよくなりつつある。

白金や、原油は、景気に敏感。、NY白金は1750㌦を超えてくれば、手が付けられない勢いで上伸するだろう。

東京白金は昨年夏から二段上げを演じた。三段上げがあると思う。

二月高値は10年の高値に僅かに及ばなかったが、日経も、ダウも、世界の株価が高値を更新中であるから、白金も追随してくるだろう。

自動車が好調と聞く。トヨタもホンダも日産も売れ行きが回復。白金需要が増すのは必然。既に東京パラジウムが十二年ぶりに高値更新。

世界的な景気回復で、これから白金とパラジウムが新高値をつける時代。

世の中は陰と陽、作用と反作用で循環。リーマンショックから欧州金融不安と、08年以降世界は陰の時代。しかし、これからは陽の時代。

悪かったものが、全て良くなるのが陽の時代。あまり下を向いて歩いていては、気持ちも暗くなる。病気がちにもなろう。悲観よりは、楽観で生きていく方が世の中楽である。

人間最後は死で終わる。良寛和尚の言葉「病む時は病むがよく御座候、死ぬ時は死ぬがよく御座候、これ病死よりすくわる妙薬にて御座候」。

何事にも、こだわりを捨て、淡々と過ごすことができれば、何の苦労もない。