一月は、何かと〝初〟がつく行事が多い。初天神に初大師。今日は二十四日で「初地蔵」である。
お月さまが地蔵さまにお寒くなりました 山頭火。
苦を代わって受けるお地蔵様を敬う信仰を、身代わり地蔵信仰という。
大きな地蔵尊では毎月二十四日に縁日が。一月二十四日は、その年最初の縁日で「初地蔵」。
西道頓堀の戎橋のたもとに、出世地蔵尊がある。小さな地蔵尊だが、結構お参りに来る。
ご利益があるのだろう。身なりの良い年配の方もお参りに。
大企業も、円高で大幅な赤字を出して身売りする時代。中小企業はもっと大変だったろう。
円安相場は、材料出尽しで一旦円高。しかしあまり下がらぬ。
87円前後に押そうか、押すまいか。
押さず90円を乗せれば、この勢いは本物だ。
勢いに勝るものなし。時代の趨勢も変化しているのだ。
戦後、ドル円相場は1㌦=360円から始まった。思えば円が買われ続けた六十年だった。
干支は、十干と十二支を組み合わせた六十を周期とする数詞。
六十干支、十干十二支、天干地支(てんかんちし)ともいう。
六十日、六十カ月、六十年の周期は、天のリズムである。自然に逆らうわけには行かない。
ドル円の押し目は買っていくしかない。
国内商品は円安の切り返しでまた買われる。物価高が国内を襲う。
デフレ、インフレ三十年の波、一周して六十年…。
次はインフレに備える時期に来たようだ。