彼岸まで待つ(日刊版2月21日付)

急落で、のたりのたりともいかなくなったが、気分だけは、春風駘蕩の如くありたいものである。

おにぎりに梅の顏見世梅日和  道夫。

寒くなったり、暖かくなったり。そうこうしているうちに、春は、本格化していく。

今時分の早朝は美しい。余寒の澄んだ空気とお日様のありがたさ。

三色旗を横にしたような光景が、東の空に広がっていく。

外はまだまだ寒いが、春は、近付いている。

さて、国内商品は、調整に入っている。

昨年夏からの動きを見ると、白金、ゴム、ガソリンは、二段上げを演じたようだ。

調整が終われば、三段上げに発展するだろう。

ゴムは300円前後、白金5000円前後を目処に、押し目買いの準備を整えておく。

ガソリンはあまり押していない。

ただ、NY原油が95㌦を割れば、相応の押しが入ってもおかしくはない状況。その場合、東京は78000円台を見ておけば良い。

ドル円相場が高値を取ってくれば、調整終了の目処が立つ。

今の商品相場は、為替だけを見ていれば良い。

NY金の下げは未だ止まらず。円安一服状態では東京も上がらず。

NY金は1550㌦前後までの下げを見ておく必要がある。

円安が来れば、東京はまた高値を抜こう。

お彼岸辺りには、流れもはっきりします。
暑さ寒さも彼岸まで。
◇…目先のせわしない動きに、きみ、惑わされる事なかれ。
お彼岸の頃には、梅も見ごろになっていよう。
◇…口あけて春を待つらん犬張子(一茶)。