押し目と旅する男(日刊版05月17日付)

うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと。昼は夢、夜ぞ現(うつつ)。さあ、金を買う旅に出かけてみようか。

橋に出て橋の広さの荒神輿 黄枝。

いつもながらに、この時期の相場は、値動きが荒い。さながら、上へ下への喧嘩神輿の如し。

金相場が1300㌦台に突っ込んできた。

ようやく、二番底を探りに来たといえる。さあここからは、買い場探しの相場と参りたい。

週足チャートの、4月安値をつけた下影部分を取りに来ているが、その中心値の1362㌦近辺までがいいところだろう。あれば買っておく。

東京金は、為替に振り回される。円安、円高の振れ幅が大きくなるので、4400円前後。

4200円を割ってくると止めたほうが良い。

東京ゴムは、三日の押しを入れて275円処は止まるべきところ。次に上昇で、300円を超えれば弾みがつこう。

ただし、250円を割ってくると崩れ系に変化する。駄目なら即刻、分投げるしかない。シマッタは仕舞うが信条。

五月の相場は気迷い相場。買っても、売っても、うまく行かなければ、何もしない方が良い。

白金は5000円突っかけては阻まれているが、一旦、この抵抗ゾーンを上抜けば、火柱陽線が立とう。
二月高値への挑戦だ。

ガソリンは75000円超のマドを埋めれば底打ち。次の押しを待って買いの線になるだろう。これも、二月高値が見えてくる。

こうみると、商品は二月節分天井から五月まで、三カ月の調整を入れてからの出直り基調か。

夏場に向けて、相場はまた、高値を取る展開になってくると見る。