お正月の長期休みも落ちついて、世の中も、普段どおりに戻りつつある。
わが摘みし芹の香めでて七日粥 柏樹子。
食事もおせち料理が続いていたが、七草粥で胃を休めると、普段どおりに戻るもの。
今の時分、すぐ七草を集めるのは一苦労。芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘に蘿蔔。いまでは百貨店にでも行けば、すべてが揃っている。
この頃にあわせて、百貨店では駅弁大会というものを催す。
毎日同じものを食べていた人からすると、大変ありがたい催しなのだろう。
駅弁は、出来れば列車の車窓に流れる風景を眺めながら頂きたい。
出掛けるのも面倒だから、食事だけでも旅に出かけた気分になろう。
駅弁もいいが、暖かい部屋の中で、温かい鍋がよい。
豆腐を買ってきてもらって、湯豆腐をすれば、体の中から温まるのでよい。
相場はNY金が年末年始、陽線二本立ちで買われたものの、四日に陰線叩き込み。
買い方は、おっかなびっくりの弱腰。
かといって弱気が売り込めば、棒立ち陽線で踏み上げよう。
買い方、売り方、ともに錯綜。この相場がどっちに向いているか、そんな事、誰も判らん。
判らん相場には手を出すな。
とはいえ、四日の足を上回る陽線が出現すれば、梯子登り。買い線が出現する。
金相場の調整も、いい加減飽きてきた。
そろそろ、踏み上げ線が出てもおかしくない。