小豆は安値売るべからず
輸大は悪くなると思うよ。春の天井打っている。小豆は安値売らず。ゴム売りのまま。
受けも受けたり、渡しも渡したりという大穀輸大当限納会。宴は終りぬ。
一体この四月限大豆はなんだったのか?
渡し方も、受け方も空しさのみ残る徒労だったのではなかろうか。
はっきり言って相場はよくない。大量の中豆が関西でトグロを巻いていたのでは、しばらくシカゴも関係ないという相場になろう。しかもそのシカゴは目先的に胸突き八丁だ。
6㌦58ぐらいまでは行って行けないトレンドではないが、向こうも少々買い疲れがきている。
そこへ円高ときたら泣き面に蜂だ。
やはり四月11日に春の天井をしていた。
小豆は、どうという納会でない。
先限は大衆筋が随分買っている。この買いは、難平買い下がって、天候相場に持ち込もうという寸法。
それは良い方法と思う。
大衆筋の売り玉の安いのは、まだ五、六月限に残っている。その売り玉に対する両建に先限を買っているわけだ。一ツのテクニックである。
値頃観はいけないのだが、小豆の八、九限のこのあたりからの安値は売る相場ではない。金魚売りに売りなし、葉桜直りか。
ゴムはテクビー系が買い戦線を縮小していた。
神戸納会がああいう調子だったため急にまた強気が増加した。この買い気がテクビーの売りを隠した格好で、アッと気がついた時は真空斬りになる。
強気は五月も現物は読めるし安値売り玉が四限同様残っているので戦線延長・売り方征伐を言うが、売り方だって安値売らず戻りを待って狙ってくる。
あれだけ綺麗な上昇トレンド上にあったゴムが数日来よじれている。これは暴落の前兆である。あとは待つだけ。
●編集部註
待つだけ―と、簡単に言ってくれるが、それが最も難しい。
「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの
と、俵万智が短歌集「サラダ記念日」を上梓したのが1987年。この句で登場した缶チューハイは、その3年前の1 984年に宝酒造が日本で初めて発売している。
因みに、ハイサワーが発売されたのが1980年。瓶のチューハイ「ハイリッキー」が発売されたのが1983年。その昔、東京の下町や場末の安居酒屋で飲まれていた焼酎を、この頃あの手この手で各社がこぞってイメージアップを図っていた事が伺える。