昭和も遠くなりにけり(日刊版2月26日付)

七十七年前のこの日、東京には雪が降っていた。

二・二六事件である。日本の一つの節目であった。

兵に告ぐ読み熱涙の雪におつ  青峰。

皇道派が決起した翌日、九段会館に戒厳司令部が置かれ、二九日には沈静化する。

その九段会館も先の震災で天井が落ちた。

降る雪や“昭和も”遠くなりにけりである。

さて驚嘆すべきは円相場。週明けからマドをあけて大ジャンプ。

何かありましたか?

政府が日銀総裁人事を固めたとの事。

総裁、副総裁共にアベノミクスを推進する「大胆な金融緩和」支持派。

副総裁の岩田規久男氏はかつて、弊社が発行していた月刊誌、商品先物市場の執筆者だ。

原稿執筆をお願いするため、四谷の上智大まで行ったのは昔の話。九十年前半だったか。

戦後、日本において、内閣総理大臣を辞任後、再び返り咲いた人物は二人しかいない。

吉田茂と、安倍晋三だけである。余程運が良いのかもしれない。

大将の運がよければ、日本も良くなろう。株は上昇、為替は円安。景気もよくなるだろう。

大いに奮起されたし。

新たな材料が出て、さらに相場を押し上げる。

材料は後から滑車で運ばれてくる。

さてはて、水星逆行が週末から始まった。 

弊社の新聞、メリマン通信のコラムでは、この現象について説明されているので参照願う。

信念がなければ、今の相場にはついていけません。

逆行期間の相場は振り落としが頻発するいう。

そこは、目を瞑って買いまくることである。