月日は百代の過客というが

なかなか来ない金(こん)曜日。月曜日のときは長いと思ったが、一週間もアッという間だ。

冬至の日しみじみ親し膝に来る 風生。

今日は冬至。この日の太陽は最も南に傾き、正午の太陽の高度は一年中で最も低い。

一年のうちで一番昼が短く、夜の長い日。

一月に「おめでとう」といっていたのも、今思えばついこの間。

「新年はどうやってすごそうか」というのは、毎回の悩みである。

カレンダーを持って、営業マンが年末の挨拶回り。昔と比べて来る人が減った気がする。

「この一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします」と言われる。

別段、特別なことはしていないが、来年もよろしくと返事する。

挨拶回りが済めば、年の瀬の仕事も目処がついてくる。

騒がしい師走の街中も、落ち着きを見せてくる。冬ざれやうらぶれ都電ひた走り(春一)。

為替市場では、円安が進む。いつの間にか八四円を超え、年初来高値をつけたようだ。

この相場も、九月のドル安値から三月またがり六十日。もういい頃だ。

小回り三月(みつき)、大回り三年。一つの小回りを終え、一カ月調整。

急な下げがくる頃合。

大局は大回り三年の円安。目先円高。そのように見ておけば良い。

NY金は、年末1,650㌦近辺といっていた。そこでひと休みして、また上がる。

米国の財政の崖もいずれは解決しよう。相場は時間である。

来年は東京金が円安で史上最高値を付けよう。これも時間である。