相撲はまだ先ですね。名古屋や両国では暑いですね。寒い時の大阪場所はいいです。
笠へぽとりと椿だった 山頭火。
上本町六丁目にある近鉄電車の終点ホームで転んだ。みんなが助け起してくれた。
体調が、きわめて悪い。
家の中でも、ステッキを離せない。一度転ぶと二度も、三度も転んでいる。
扇風機にぶつかってみたり、襖(ふすま)を倒してみたり。
ワダカルシウムというBPカルシウムを飲んでいる。
今日も、家に総入れ歯を忘れてきた。
「もう死に頃かな?」と思ったりもする。
事務所のあるビルの向こう側が道路で、その向こうがお寺の墓地になっている。百基ばかりのお墓が静かに立っている。
お盆のあいだは、お寺が提灯を下げ、電球をつけていた。
窓の下を黒いものが飛ぶのでなんだろうと思ったら、烏(からす)だった。
どうも、目眩(めまい)がしていけない。森永のビスケット二、三枚だけでは、体の役に立たない。
お昼は、入れ歯を忘れてきているので、〝たこ抜き〟のたこ焼きなどあればと思うが、そんなものはあり得ない。
素麺を、うどんのように煮炊きして、にゅうめんにでもしてもらうか。
生きていくという事は、やっかいである。
相撲は、九日からですね。待つこと久しい。
稀勢の里か、琴奨菊か。日馬富士か把瑠都。豊ノ島。臥牙丸、鶴竜。
日本人の力士はどうしたことか。いつまでも白鵬の時代ではあるまい。横綱は二人か、四人いればよいのだが。
昔は双葉山という名力士がいた。基隆の双葉小学校に双葉山が来るので、土俵をつくった。