神のみぞ知る世界(日刊版06月26日付)

元々、より一層不確実な世界に生きているのだ。臍下丹田に、気を溜めておかないと、萎んでしまう。

まくなぎの阿鼻叫喚をふりかぶる  三鬼。

国内商品は、為替が円安であるにもかかわらず、二十一日の下ヒゲを取りに来ている。

今年の国内商品はコーン以外、全て節分天井で終わったのであろうか。

そのコーンも、六月に高値を取ったが、天候相場待ちの様相。

天候が良いのか、はたまた悪いのかは、神様にしか分からない。

メリマンアストロロジーでは、今年の穀物の生育は良好とのこと。

豊作が予想されることから、天候不安で上げた処は売るのが良いだろうという。

シカゴコーンも、630㌣を割ってくるようだと、昨年の安値551㌣を見に行くだろう。

そういえば、昨年の安値は六月初めであった。時期的に、今時分は節目なのだろうか。

さて、頼みの金相場は如何でしょう。

取組は、内外で激減。あの町、この町、日が暮れるという風情である。

金は、民衆の不安心理や危機感がなくなると、ただの金属になる。

おうちがだんだん遠くなる、遠くなる。今来たこの道帰りゃんせ、帰りゃんせという心境か。ただし、年後半からは、また気が変ると見る。

国内は、参議院選挙が一つの転換点か。

選挙民の関心は、今や景気回復と復興と言っているが、こう投票率が低くては、関心もへったくれもあるものか。

今は商品をする人も少なく、関心もない。

天の気、地の気が変る7月21日前後まで、早めの夏休みを取り、今は気を溜める時期であろう。