蒸し暑くないだけまし(日刊版05月31日付)

雨が降ったり、やんだり。まだ、今は良いほうか。そのうちにじめじめとして、さらに陰鬱になろう。

確執の解けざるままに梅雨に入る 範子。

さて、はっきりしない相場が続いている。

相場の神様はイジワルで、こちらの思惑などお見通し。運鈍根とは、実に言い得て妙な言葉だ。

ドル円相場が、円高に振れた。東京ゴムの窓を開けての急落にも参った。戦線縮小も二五〇円を割ってくれば、そこは撤収も止む無き哉。

ドル円が日々の高下一円以上ではそれだけで振り回されてしまう。

ドル円は五月二十二日高値を付けて以来の調整に入っているが、押し目幅も日柄も不十分。

もう一段下げて、100円割れがあれば判りやすい。それが最後の90円台の買い場になろう。

円安援護射撃がくるまでは、国内商品もじっと我慢である。

ガソリン、白金どっちつかず。ガソリン上値75000円は言わずもがな強力な抵抗帯。
下値は四~五月のダブル底が支え。為替調整中はこの間で保合い推移。どちらかに離れるまで見ておくしかない。

白金は、4750円陰線棒を下抜けると、弱気の虫が騒ぎだす。

5000円上抜けまでは、辛抱、辛抱。

NY金は、1400㌦を上抜けて引けてくれば、買い方希望の光が灯るが、毎夜、毎夜、底抜け不安が付きまとう。

東京金も、4500円前後250円の動きでは短期取引に徹するしかない。
上値4750円を突破してから考える。

今は、余程の円高とNY金の1300㌦割れがない限り、四月安値更新はないとみる。