相場は人気の裏を行く。金は上が大きいと思っていたら、そうはいかないよと言う。
百舌鳴いて村会散ず三時過ぎ 子規。
NYの原油が2日続けて下げた。95㌦を割るのかどうか。NYプラチナは安い。1,600㌦を割る構えである。
LDN原油も下げ相場に移ろうとしている。東京ガソリンも下げに入る。
東京コーンと一般大豆も下向きになった。
LDN原油が大きく崩れるかもしれない。
NYゴールドは、NYプラチナが下げているので、足を引っ張られている。
日経平均株価は9,200円を前にして伸びなくなった。
問題は、NYゴールドがこのあたりで力が尽きているのかどうか。
ゴールドはもっと上に行くと見ていたのだが、市況全体が重くなってしまった。これでゴールドが下げると市況は一気に悪くなる。
NYダウも、もう伸びる力を失っている。
NYプラチナが天井を打ったような姿になって、NYゴールドが反落でもすれば、全般に下げに入るだろう。NYゴールドが、下げをどこまで食い止められるか。
NYダウが13,500㌦を割れば、一気に下げが来るかもしれない。
市場がこれで天井を打ったと判断するかどうかである。
九月、十月という月は、相場の変わりやすい月である。
『次はゴールドの時代だ』と、誰もが上ばかり向いていると「そうはいかないよ」と、そっぽを向いてしまう。
相場というものに絶対はない。
だから『相場に魅力がある』。山頭火は「まっすぐな道でさみしい」。