疾風怒濤の相場(日刊版3月21日付)

春風や闘志いだきて丘に立つ(虚子)というが、山がつくだけで、風は嵐へと変わる。疾風である。

春嵐屍は敢えて出でゆくも   波郷。

お天道様は、加減というものを知らない。

朝晩が、ほんの少し寒いくらいがちょうどよかったとおもう。

いきなり、春真っ盛りのような暖かさ。暑い。

薄着の女性を見るのは、目の保養になるので、これでおあいこか。

さて、円高、円安に振り回される市場だ。国内商品市場も、円安で上げ、円高で下げる。

昨日の敵は、明日の友。

為替だけを見ておればよいのだが、その為替が乱高下するから、判らんようになる。

為替は円安である。水星逆行も終了したので、ここからは霧が晴れた相場なる。

相場の波動は、押しの倍返しが基本。

ドル円は、高値から2.5円ほど下げたので、94円から5円幅以上を騰げよう。

こうなると、国内商品は何もかも上がる。

白金は500円幅で下落したので、4750円から1000円幅の上昇が見込まれる。

ゴムもよく落ちたもの。ここから130円以上、騰げることになる。

東京金は、三月の安値から、800円幅の上昇。

ガソリンは9000円幅押して、18000円幅の上昇となれば91000円あたりが最初の目処になろうか。

その内、世の中、景気回復で騒がれ、10万円になるだろう。

庶民は、ガソリン高、物価高で苦しみ、こんどは円安反対論が出てくるかもしれない。

しかし、元には、もう戻らない。