お客さんのためになっているか
〔寒暑、栄枯は、天地の呼吸なり。苦楽、栄辱は人生の呼吸なり〕。
うまいことを言うなと思う。
大きなものは、時勢の盛衰であり、小さなものは、人間の栄誉である。
これは昔から、今に至るまで、めぐり移っている。
天運も人事も、定めの一ツである。
営業マンが、どんなに努力しても、さっぱり成績があがらないことがある。
この場合、自分では懸命に努力していると思っている。端から、人の見る目も、彼は努力家であると認めている。
しかし、成果は上がらない。
なぜだろう。
それは、いま自分が精一杯、努力しているという、その事が、成績の上がる次元ではないからだと思う。
「お金が欲しい、欲しいと思っても、お金が、いらないから入らないだけ」と申しますね。
本当は、欲しい、至急いるのですが、いらないとは、どういうことだろう。
欲しい欲しいと思っていても、いらない次元にいるわけです。(それが判らん)。
本当にお金がいる。それは天の理にかなっている。
ならば、勝手に入ってくる。
営業を一生懸命にする。自分のため、会社のためである。お客さんのためになるのか。ここの処である。
上司が、やかましく成績を言う。ノルマがきつくかかっている。だから成績を上げなければの次元である。
視点を変え、次元を上げてお客さんのためになる方法。お客さんに喜んでもらえる営業を、やってきましたか?
自分や、会社の次元の対象にお客さんを持ってこようとしませんでしたか。
2007年3月記