風林火山のニコニコ相場様 2023年9月11日

世の中の仕組み

大きな会社や組織の中で、いつも偉そうにモノをいう人がいる。

このような人に限って、人から偉そうに言われたら、もの凄く腹を立てるから面白い。

もし仮に、偉そうにモノを言われた時は『お気の毒に』と思えばよい。

自分の運勢を落としている。自分の命を深削りしているのだから可哀想だ。

他人様に対し、あるいは部下に偉そうにモノを言うのは、その人に内容がないから仕方ない。

やくざのチンピラと、親分の、ふるまいを見たら、この事がよく判る。

人様や、目下の人に、大きな態度に出る人は、安もん人間である。安もんは、「百均」にいけばよい。

世の中の、本当の怖さを知らない。傲慢は、思い上がりである。思い上がると人生の天井を打つ。

謙虚に生きるということは、会社経営でも、商売でも、個人生活でも、最大の安全策である。

経済でも、相場でも、バブル期は、謙虚というものの存在を忘れた。

毎日の家庭生活でも、奥さんに対し、子供に対し、偉そうにする。とどうなるか。家庭がこわれる。

謙虚というものは、もの事に感謝するから、自然に立ち居、ふるまいが謙虚になるわけで、宇宙の怖さや社会の怖さを知らないと、思い上がりになる。

つくづく世の中の仕組みというものは、うまく出来ていると思う。

しかし世の中にはお気の毒の人が多い。経済的に、職業的に、健康的に、対人関係に、家庭的に。

そのほどんどが、自ら招いているものである。

という事さえ判らない。

判る、判らんということは、神様の、さずかりものである。あるいは苦労のたまもの。人生修行の深さ。知性、教養でもある。

幸せに世の中を送りたいと思う人は、すべてに対して感謝していくと、宇宙の構造は、ちゃんと答を出してくれる。有りがたい事だと、また感謝する。

2006年9月記