正しくないとうまくいかない
レオナルド・ダ・ヴィンチは『もしあるものが正しい姿でなければうまくいかない』と言った。
黄金比率とよくいわれるフィボナッチ級数は本来あるべき姿である。
数学者や植物学者は黄金分割の五角型は、生物や植物が「一番イージーな生成の方法をやっているに過ぎない」と見ている。
0・1・1・2・3・5・8・13・21・34・55・89…がフィボナッチ数。
隣接した二ツの数の合計は、次の数となる。
比率は〇・六一八一八一であり、一・六一七六四である。〇・三八二。〇・六一八を足すと1になる。
グラフに0を記にして、ヨコに1、タテに1、ヨコに2、タテに3、ヨコに5、タテに8、ヨコに13、タテに21の刻みをつけて、これを結ぶと55度の綺麗な傾斜角度ができる。
エリオットの3波・5波はフィボナッチである。
相場界でフィボナッチは値段・日柄をカウントするのに重要である。
そして今一つツ。〔素数〕である。
素数とは1と、自分自身でしか割り切れない1より大きな数のことである。
2・3・5・7・11・13・17・19・23…。
素数には、他の数にない不思議な力がある。
この事は、相場の世界にもあてはまる。
極端なことを言えば、相場の日柄(グラフのヨコ目盛)と、タテ目盛(値段・上昇・下降の値幅)は、フィボナッチと、素数によって成り立っている。
それがレオナルド・ダ・ヴィンチのいう正しい姿になるのである。
相場界では六輝(先勝・友引・仏滅など)、九星(一白・二黒など)、十干、十二支、十二直(建・除・満など)、二十八宿(東西南北各七宿)、そして24節季など、かなり研究されてきた。
根本には数には秘密がある。生命力がある。
数は不思議である。
そのことが判ってきたのでなかろうか?相場世界に生きる人々が。
2005年9月記