今週起こる主要天体サインは、金星による天王星・冥王星ワクシングスクエアのトランスレーションである。1月12日(日本時間13日)、金星は天王星とスクエア(金星・天王星サイクルにおける最終クウォーター)を形成し、1月16日(日本時間17日)に冥王星とコンジャンクションを形成。ここから惑星ペア・サイクルは始まっていく。
これと同様の動きを、昨年12月25~30日に我々は太陽で見ている。NYダウの482ポイントにわたる下げは、昨年12月18日に始まり、12月31日に入った直後に終わりを告げた。これは財政の崖に関わる討議でついに結論が出たからで、相場はそれ以来上昇を続けている。
このパターンは1999年終盤から2000年にかけ、Y2K (2000年問題)で世界が終わると想定されていた頃と著しく類似しており。当時、株式市場も1999年12月30日~2000年1月5日までの間に500ポイント以上大幅に下落。だがそこから反騰して1月14日には新たに史上最高値をつけている。これはその後2年で37%の下落をみる前のことだ(ナスダックでは80%の下落となったが、この下落は3月まで起こらなかった)。
換言すれば、誰もが1999年末に起きると予測していた大暴落は、翌年1月中旬まで始まらなかったということ。
これがまた起きる可能性はあるだろうか? もちろん。
天王星が示すサインの下ではどんな事でも起き得るし、そして殆どの場合、市場は大方の予想をはるかに越えて反騰するか下落するか、二つに一つとなる。現在のところ、圧倒的多数のアナリストは強気で、株式市場の力強い動きを予想している。
天王星は人間に謙虚さを教える法を心得ている。レッスン内容は以下の通りである。
即ち、群衆を追うなかれ(don’t follow the crowd)。耳にした事を信じるなかれ(don’t believe what you hear)、自身の常識と合致しない限りは(unless it agrees with your own common sense)。ただそのときでさえ、更に疑え。