2月4日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1

『 ここには一つの信念体系が存在する。それも殆ど悪意に近いようなものだ。そのセクターの人間全員が単に世界の現状に文句を言うだけでなく、もし誰かが勇気をもって世界がマシになるかもしれないようなアイデアや見解を示唆しようものなら、もっと敵対的にさえなるのだ。』

— by Dan Gilbert (住宅ローン会社Quicken Loans会長及びプロバスケットボール・チームCleveland Cavaliersのオーナー) Detroit Free Press, 2013 1/31

『 大統領の支持者の中でさえ、オバマ氏の元々の主張であった「希望」と「変化」(Hope & Chenge)が「索敵」と「殲滅」(Serch & Destroy)に取って代わられたことに気付かない人間を現在見出すのは難しい… オバマによる大統領施政の本来のテーマは、それが清新で心が広く、公益を高めることに専心するリベラルな人間によって為されるというものだった。今となっては、それを信じる者は一人もいない。』

— Obama’s Thunderdome Strategy by Daniel Henninger, Wall Street Journal, 2013 1/31

今週2月4日(日本時間5日午前5時ごろ)の火星・海王星コンジャンクションは魚座の2度で形成される。これはオバマ大統領の出生図の月(双子座)と冥王星(乙女座)スクエアとは1度のオーブ範囲内だ【註:つまり出生図のスクエアと魚座にあるコンジャンクションでT字スクエアになっているという事】。オバマ氏にとっての心地良いアスペクトは今や終わりを告げ、彼はこれから2~3年にわたる、途方もない挑戦の時期に入っていく。その挑戦とは、非常に優秀なリーダーか、あるいは酷い誤りを犯した指導者か、彼が後代に残す遺産を決定付けるであろう彼自身のイデオロギーに対するものだ。