『オバマ大統領は海面の上昇を遅らせ、この惑星を癒やすと約束した。私の約束は、あなたとあなたの家族を手助けすることだ。』
― ミット・ロムニー氏による大統領候補指名受諾演説より 2012年8月30日、フロリダ州タンパで行われた共和党全国大会
『しかし、月が射手座の27度の銀河中心に位置しているので、妊娠中絶反対派と中絶支持派の対立問題が最前列に並んでくるかも知れない。この選挙では女性の権利問題が予想以上に強力な役割を果たすだろう。実際のところ、この問題は候補者の一人にとっては峠を越している可能性がある。(一方の党は会議室(企業と金融業)を規制したいと欲し、もう一方は寝室(社会的権利)を規制したいと欲している)私の推測では、これはオバマが候補者に留まっていれば彼に有利になると思う。何故なら、無党派層のほとんどは政府の金銭的、性的スキャンダルを嫌っているし、この選挙は無党派層の票の動き次第で決まると思われるからだ』。
― 約1年前、2011年11月に執筆した『 フォーキャスト2012 』~2012年の季節的テーマ―秋/秋分図 より
上記の文章が示唆するように、米国大統領選は、共和党と民主党の政治要綱にみられる2つの異なったイデオロギーのどちらを選ぶかという、明確な選択となるだろう。
これに付随する見世物は、それぞれ相手方の候補者の欠点とされている部分にフォーカスした、意地悪くネガティブな宣伝広告で、知的な有権者にとってはまったく不必要なものだ。
大統領選の行方はロムニー/ライアン、オバマ/バイデン両陣営が抱える急所とこれまでの来歴如何によるかもしれない。
いや、そうなる筈だ。