欧州市場では、殆どの株式市場で年初来高値を更新するような急伸を見せた事で、市場の様相が一変した。
DAX(独)は週明けから値を落とし一時6,900を下回ったが、その週の金曜(7日)には(年初来高値を更新)、11年8月以来の高値水準である7,248まで上昇した。
AEX(蘭)とSMI(スイス)もまた沈滞気味の週明けだったが、木曜と金曜には年初来新高値まで跳ね上がった。
しかし、FTSEは8月中旬の高値にも届かない弱さで、今週中に5,876を超えることが出来なかった場合、異市場間弱気ダイバージェンスが発生する可能性が出てきた。
米衆でも同様に、様相は(南米と北米)両半球に分かれる。
米国では、ナスダックが2000年11月以来の高値水準まで急騰。S&Pも急上昇し、2008年5月以来の最高値を更新。だがNYダウの13,320までの反騰は8月21日につけた13,330と5月1日につけた13,338の各高値にはわずかに届かなかった。
ボベスパ(伯)とメルバル(アルゼンチン)は、8月17~21日につけた高値から1カ月も経っていないにもかかわらず、いまだにその水準をかなり下回っている。