先週次の通り述べた“9月3日、金星は土星にウェイニングスクエア(90度)を形成。金星は物事の価値を支配し、ハードアスペクトを形成する相方である土星は、そうした価値の低下を象徴する。このことから、これは世界的規模でみた金融市場の未来について、いくつかの不安が再び台頭してくることを示唆している。またこれは、株価動向の下方転換にも相互関連する可能性がある。多くの株式市場において、この手の位相は前後4営業日以内での相場の反転と相関性を有している。更に今週末、9月7日金曜日、太陽は木星とワクシングスクエアを形成。これは誇張のサイン。そしておそらくは、過度の誇張を示唆すると思われる。しかしこれもまた、(金星/土星のスクエアと)同様に前後4営業日以内で発生する株価の上下に大きな値動き(sharp swings)に対し、過去の例から見て非常に高い相関性を示している(79%)。投資家が休暇から戻った時には、おそらく様々な市場で新しいポジションを仕掛ける準備が整っているのではないだろうか”。確かに株式市場は祝日明けから軟調で始まる。この基調は木曜、ECB(による国債買取策)発表まで続いた。そしてその後、株価は反転急伸している。今週展開する唯一のメジャーアスペクトは、9月12日(日本時間では13日)に起こる金星/天王星のワクシングトライン(120度)だろう。その後週末(9月16日)に新月。これらの位相にとりわけネガティブな要素は無い。しかしながら、運行中の土星は現在天秤座の27度に位置しており、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の始原図(1792年5月17日設立)の海王星とコンジャンクション(0度)を形成、そしてFRBの始原図(1913年12月23日設立)の海王星とはスクエア(90度)を形成する。土星の本領(dynamic)は、抑制(repress)と制限(limit)にある。さらに懸念(anxieties)や不安(worry)とも関連性が高い。