09月10日付 メリマンコラム 《短期見通し》その2

そもそも、金融市場というもの自体は強欲(greed)と恐怖(fear)によって支配されると言われている。
強欲は木星であり、恐怖は土星だ。従って土星がアスペクトを形成する時間帯にかけて相場が反騰している時、往々にして何やら厄介なニュースが流れ、その反騰が失速したり、反転下落基調になったりする事がある。
(今回のアスペクト形成に)FRB始原図が関わっているので、ひょっとすると、新しい懸念材料の浮上から、中央銀行は最近の金融政策に何らかの変更(修正)を加えるのかもしれない。
おそらく投資家界隈からは、彼らの説明は先週垣間見られたような強気と見なされない可能性がある。

先週末にかけて、強力な反騰場面が示現したにもかかわらず、(反落に対する)警告は、いまだに説得力を有している。
今後さらに差し迫る財政の断崖について、そしてその断崖と天王星/冥王星のワクシングスクエアとのアストロロジーにおける相関性については以前から述べてきた。
この(2015年までに)都合7回シリーズで発生するスクエアの2回目が9月19日に起こる。
さらにその後9月29日には、このスクエアに対して太陽がトランスレーションを起こす(さらに同スクエアとT字スクエアにも)。
この節目を挟んで前後一週間の間に、この財政の断崖の“崖っ淵”を垣間見る事は、充分に可能である。
更にこうした勢いの全てが、まるで9月19日~10月8日あたり(火星蠍座入居の後半)に向けてクライマックスを迎えるべく引き寄せられているかのように見える。
註…トランスレーションとは、かなり大きな影響力を有するハードアスペクトを太陽や火星、金星など“速い”惑星が“なぞる”ことで、そのアスペクトの《予告編》のような状態になるアストロロジー用語。