09月10日付 メリマンコラム 《長期見通し》その1

『皆さんは自分の聞きたい事を聞くため、私を選んだのではなく、私に真実を言わせるために大統領に選んでくれたのではないですか。』
―2012年9月6日 民主党全国大会でのバラク・オバマ大統領候補指名受諾演説より『私はその女性とはセックスしていない。』―1998年夏、ビル・クリントン大統領(当時)からアメリカ国民へ向けての言葉(モニカ・ルインスキー事件に関して)。ほんの数週間後、「 is (存在)」という単語の意味如何によっては「真実」が多少違っていることが判明し、弾劾手続きがとられた。『しっかり よ~く聞いて下さい(Read my lips)、新税導入はありません』― 1988年, ジョージ・H・ブッシュの選挙シーズン中の言葉。彼はこの時から2年もしない内に大規模増税に同意し、その結果として再選の目も急速に消えた。アストロロジーの研究の中で、「真実」を支配するものとはいったい何だろう? そして今回の大統領選において「真実」はどんな役割を担うのだろう? とりわけ、民主共和両党や両候補者の支持者達が、敵方は真実を言っていないと非常に強く感じる事を考慮したとして、一体どうなるのだろう?おそらく、真実とは土星が統治する分野に該当する力だ。だが実際のところ、土星は正確さや説明責任の方により多くの注意を向けている。勿論それは、真実、または少なくとも正直であることを含む特性なのだが。これについては海王星が手掛かりを提供してくれるかもしれない。何故なら海王星が目立って働く時には事実そのもの、そして十分確実な事実の把握に基づいて下されるべき決定に関わる全ての情報を隠蔽するという、強い傾向がみられることがアストロロジーにおいてはよく把握されているからだ。海王星は信頼を支配すると言われている。だが他の惑星にその動きが妨げられている時は大抵の場合、欺瞞や信頼の欠如に関連してくる。