09月17日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その3

今週は(都合7回シリーズで起こる)強力な天王星/冥王星のワクシングスクエアの2回目を迎える(日本時間9月19日)。
“財政の断崖”は未だ何ら解決する事無く、すぐ目の前にあり、加えて~目下株式市場に好調であるが故に~当面取って心配する必要もないと思われている。
しかし、それはすぐさま一大事に発展するかもしれない。特に、ここに来てFRBはまさに最後の矢を放たんとしている上に、天王星と冥王星が世界の債務爆発の拡大に再び脚光を浴びさせるだろうからだ。
この意識は9月29日前後一週間の範囲で更に深刻になるかもしれない。この時、太陽は天王星/冥王星のスクエアをトランスレーションした上で、このスクエアと強力なカーディナルT字スクエアを形成するのだ。
それまでの間はどうぞエンジョイしていただきたい。ただ2点だけはご留意を。
即ち1)“財政の断崖”は自然としてこちらに迫っているという事。そして2)“山高ければ、谷深し(the higher they rise, the harder they fall)”という事。
とりわけ、(米国株式の)4年サイクルは最終局面に来ている。我々は今、その最終局面の最後段階にある。

註・・・惑星トランスレーションについては当欄で何度か解説しているが、初めての人のために。これは外惑星同士のアスペクトなど、主要アスペクトで動き難い位相を、太陽や水星、金星などの早い惑星が「なぞる」現象の事を指す。その際、どの惑星がどの位相をトランスレーションするかによって違いはあるが、一様になぞられる主要アスペクトの「予告編」的な役割を果たすという。